
患者さんとご家族へ直感的に希望を与えるために、総合病院WEBサイトの既成構造からの脱却。
多くの総合病院WEBサイトに対して以前より幾度か不満の声を聞いていました。コンテンツが多く、それら全て優先したいために、TOPページが”我れが我れがと看板がひしめく繁華街”のようになってしまい、それが大きな離脱につながることが容易に想像できるかと思います。
WEBサイトも人間と同じで第一印象が重要なため、一瞬で「好き」か「嫌い」を判断されてしまいます。先述した「すべてを見てもらいたいがために、全てを見てもらえない」という本末転倒にならないよう、優先順位のもと大幅な削ぎ落としを図りました。
また、概要説明だけでは想いは届かないため、広島記念病院さんが描く”ビジョン”を設置し求心力向上を図っています。その基で「患者さんやご家族の気持ちが少しでも軽くなり、希望を持ってもらうためには?」「消化器センターという存在を地域に浸透させるには?」「医療関係者と共に、地域とその未来を守っていくためには?」など、広島記念病院さんが持つ、想いや姿勢、強みや特性を最大限に伝えるためのリブランディングを院内の先生やスタッフさんと共に構築していきました。
SWOT&TOWSによる紡ぎ出し
SWOT分析による強みと弱み、機会と脅威。各々の立場で感じておられる課題・問題・要望を顕在化しTOWSマトリクスで整理し直すことで、方向性や表現方法などを確定し、サイト構築や基礎戦略に反映しています。

強みと特性を瞬発的に伝えるファーストビュー動画
SWOT&TOWSで紡ぎ出された訴求ポイントをより多くの閲覧者にダイレクトに伝えるために、TOPページのファーストビューに動画を採用しました。ダイジェストで流れる各シーンにはそれぞれ狙いがあり、アクセスの良さ、アットフォーム感、専門性、ロケーション、チーム連携等の役割を持たせています。患者さんやそのご家族がTOPページに降り着いた際に、少しホッと気持ちが軽くなるように設計しています。
ビジョンの浸透のための、シンボルロゴ、タグライン、メッセージによる軸構築。
シンボルロゴは、そのチームの顔であり、タグラインは声。メッセージは想い。ビジョンを広く深く継続的に浸透させるために、軸としてそれらのCI構築が必要になってきます。

あなたの今に寄りそう。
医療を通じて、“地域のみなさまの貴重な「今」に寄りそい続ける”という想いを表現。
記念の「記」をモチーフとし、左は「患者様の今」を表し、右はそれに「寄りそい続ける」ことを意味しています。

「患者様やご家族へ」「地域の医療関係者様へ」。5分で理解していただくためのダイジェストページ
総合病院規模になると、いくら整理したとしても各ユーザーが全ページを巡回して理解してもらうにしてはコンテンツボリュームが多いことは否めません。
メインのユーザー設定には患者さんとそのご家族ですが、地域の医療関係者の方へのコンテンツも含まれるため、それぞれを対象にした専用のダイジェストページを設けています。各々の視点に沿ってダイジェストで説明することで、より理解を高めてもらうことを目的としています。
また、将来的にプロモーションを行う際を見越して、ランディングページとして活用できるように設計しています。
医療関係者向けランディングページ
患者様向けランディングページ
コンテンツSEOによる自然アクセス数成長戦略
プレゼン時に「質と量の充足化」を提案し、量の部分で医師の方々にご協力いただきました。医療に従事している専門家としての記事は価値が高く、それらをトピッククラスタ化(情報の房状化)することで、人にも検索ボットにも伝わりやすい設計にしました。リニューアル公開時から、半年毎に初期値の倍々と自然流入数は成長し、今も尚、同ペースで成長し続けています。これは、アクセスを稼ぐことが目的ではなく、あくまで「一人でも多くの困っている人たちへ有益情報を届ける」という使命感のこもった有益記事が産みだした一つの結果です。もちろん、広告費は0円です。

有益記事のトピッククラスタ化により、人にも検索ボットにも伝わりやすく設計。リニューアル公開時から、半年毎に初期値の倍々と自然流入数は成長し、今も尚、同ペースで成長し続けています。もちろん、広告費は0円です。
- OTHERS -
学校法人 猪野学園 様
仏教のあたたかな教えの中で豊かな心・健やかな身体を養う。2つの幼稚園を運営する熊野にある学校法人。
KAMUIBRAND 様
「Made in 広島」から世界トップシェアのビリヤードタップブランドに。リーディングブランドとして2ndステージへ。