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リブランディング

REBRANDING

今にFITした“あり方”に据え直すリブランディング

リブランディングとは、時代や市場ニーズが変化していく中で、自社のあり方のピントを再調整し、ブランドの再定義・再構築をするための手法です。常時軌道修正しながら進んでいても、時代や市場との少しのズレが徐々に蓄積していき、やがて反応反響の低下が表面化しはじめます。リブランディングは周年事業などを生まれ変わるきっかけとし、自社の新しいあり方を生み出し成長させていく、ブランディングには必要不可欠な取り組みです。

リブランディングが適している対象者

  • 数年後に訪れる自社の周年を機会に、ブランド強化と意識向上を図りたい。
  • 変化し続ける環境を見据えながら、先手を打っておきたい。
  • 商品サービスを通じて、地域社会の課題解決に取り組みながら事業成長を図りたい。
  • 良い人材が集まる魅力的な職場として、ワンステージ上のあり方を目指している。
  • ブランディング戦略室を設け、チームの力で”追う”から”求められる”存在へシフトしたい。
  • 枝葉ではなく土壌・根・幹からブランド再構築し、時代にFITした存在意義を再設定希望。
  • 新たな取り組み(下請け脱却、新規事業等)のスタートを力強く印象付けたい。
  • 事業継承や新体制移行をスムーズに行いたい。

時代の移り変わりに見るリブランディング像

同じ商品・サービスを提供していても、時代背景が変わるとこれまで通用していたものが、そのままでは通用しなくなることもあります。社歴が長く規模が大きい企業こそ、その時代ごとに適応する労力も大きくかかるため、定期的にリブランディングを実施する必要があります。ここでは、日本の歩みを例に時代背景の移り変わりを見てみましょう。

[昭和]
経済成長に伴い、生活必需品から娯楽製品が一般的に普及するフェーズで、商品競合数も今ほどはなく、ものづくりが盛んでモノが売れる時代。そのため、当時の日本にマーケティング思想は一般普及する必要がなかったとのこと。
[平成]
インターネットの誕生・普及。景気低迷のなかモノが溢れ、ビジネスは激しい商品差別化や、モノの先にある課題解決のためのソリューション型へ発展。スマホ、SNS、ECなどの誕生により、ユーザーの動向の変化はより加速化。“追う”から“求められる”存在へシフトするためのブランディング概念の普及。
[令和]
あらゆる環境、社会問題に目を瞑れない時代に突入。SDGs、CSV、エシカル消費などが一般認知レベルに。経済一本柱思想では手放しで支持されない状況に。事業と社会貢献をセットとして捉え、「これで良いのか?」と社会へ問う問題提起型へ。社会背景に適応すべく、デザイン経営やDX(デジタルトランスフォーメション)対応が求められる。

上記は、国内における大雑把な背景ですが、この移り変わりの中、同じ商品やサービスを提供し続ける際には、根底的な意義や見据える焦点を変えていかなければなりません。また、その流れから自ずと4P(製品・価格・流通・販促)も見直す必要がでてきます。

このような中核の変化を末端の関係者まで周知するためには、大きな時間・労力・資金が必要になります。時間をかけて実施しても浸透しにくいため、周年事業などを“変わるきっかけ”としてリブランディングに活用していきます。ステークホルダーに対してこれまでの感謝と、今後のビジョンを同時に伝え、風化させないために周年事業を形にし、地域社会へ対してリリースし既成事実化することで、リブランディングの基礎固めを狙います。

リブランディング実施項目

ワークショップ
あらゆるフレームワークを用いてチームのベクトルを統一していきます。構築する中での“気づき”がブランドに大きな価値を与えます。
CI刷新
新たなブランドのあり方をもとに、ロゴ(周年ロゴ)・タグラインメッセージなどを刷新し、地域社会へ再認知・浸透させていきます。
WEBサイト刷新
より広く、早く、多くの人へ届けるために、WEBを活用した展開を行います。これにより新たなブランドは既成事実化され、明確なアイデンティティを確立します。
VIツール
刷新したCIを、名刺、リーフレット、封筒などのツールに展開することで、オフライン経由でも新たなブランドの浸透を図ります。