地域ユーザーとの接点強化を図るMEO
MEO(マップエンジン最適化)とは、Web上の自社情報を常時最適化し、主にGoogleマップ検索において認知拡大と評価の可視化を図る対策です。とくに地域ビジネスや店舗ビジネスでは、通常の検索結果においてもマップが上部表示されるため、ローカルSEOとして注目されています。
SEO(検索エンジン最適化)と同様にブランドとの接点づくり施策の一つですが、地域のユーザーとの結びつきにフォーカスされており、コミュニケーションを取れることも利点となっています。
例えば、このような経験はありませんか?
〈 お店を決める時(好例) 〉
- スマホで近くの飲食店を検索エンジンやMAPで検索
- MAPやリストから店舗情報を確認
- 料理の写真と高評価のクチコミが目に入る
- 顧客評価や距離などで検討し決定
〈 歯が痛い時(悪例) 〉
- スマホで近くの歯科を検索エンジンやMAPで検索
- MAP上に表示された一覧情報をざっと見渡す
- 各歯科の情報を近い順に確認。同時にクチコミが目に入る
- 近くても評価が悪いところは避け、別の歯科に決定
これらは、誰もがとったことのある行動パターンではないでしょうか。上記の例のように、突発的なものだけでなく、車、住宅などの高額商品やサービスのため慎重に検討を重ねるものや、塾、スポーツジムなど、長期に渡り通うことが前提のものなど、比較検討の手段として使用されています。
対応メリット
〈 露出面 〉
- 露出度が高まり、集客の近道に
- 自社で情報のブラッシュアップできる
- 効果反映速度が早い
- SEOに比べて、大幅なコストカット
- アクションのしやすさ(電話、ルート検索、サイト訪問)
〈 信頼面 〉
- リアルなお客様の声で高訴求力
- 高評価が採用課題にも好影響
- 近況の報告、日常の可視化
- 競合他社との差を見せやすい
参考情報
以下は、「Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法」で、公式に開示されている項目です。
ビジネス情報を更新して表示頻度を上げる
- 詳細なデータを入力する
- ビジネスのオーナー確認を行う
- 営業時間の情報を正確に保つ
- クチコミの管理と返信を行う
- 写真を追加する
- 店舗の商品を追加する
ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み
- 関連性
- 距離
- 視認性の高さ
まとめ
情報は日々受動的にSNSから入ってきますが、お客さんが自ら行動する際にはやはり検索エンジン(マップ含む)を頼ることになります。この比較検討段階(候補・保留・却下を分ける分岐点)で、検索結果に表示されるのか、また評価は高いのか低いのかが、お客さんの行動の分岐点となります。そのため、常日頃から営業・広報・採用活動の受け皿として、しっかりと整備しておくことが必要です。