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METHOD 〈メソッド〉  Pageup

USP

   

『自社ならではの優位性』で一択の存在に。

USP(ユニーク セリング プロポジション)とは、理想客にとって一択の存在になるために『自社ならではの優位性』を定義づけるマーケティング概念です。その商品やサービスのUSPを通して理想客がベネフィットを感じ取ることができれば、多くの選択肢の中で一択の存在として選ばれる可能性を高めることができます。

年々多様化する市場ニーズや複雑化する価値に対応して、様々な商品サービスや情報が溢れかえっています。そのような中で、自分達の理想客に見つけてもらい、選んで(選び続けて)もらうことは容易ではありません。どのようなマーケティング施策をとるにしても、はじめに核となるUSPを明確にする必要があります。

理想客の一択になるために、自社ならではの優位性を定義づけることが必要となります。

<USPの例>

ターゲット
自宅で過ごす時間が増え、オンライン(映画鑑賞、YouTube、ゲーム等)人口が増加する中、趣味時間中にホットドリンクが冷めることに不満をもつユーザー。また、以前に保温コースターを購入したことがあるが、ソファーからコンセントが遠い、コードに足をひっかけたなどの失敗も経験済み。

商品、サービス
薄型モバイルバッテリーを内蔵し、コードレスでどこでも持ち運び可能。ホットドリンクを適性温度で3時間程度維持できる保温コースター。

USP
いつでもどこでもホットコーヒーを適正温度で。あなたの趣味時間を冷めさせないコードレス保温コースター。

(ざっと見、コードレスの保温コースターが見当たらなかったのでここを優位性に。コードに足を引っ掛けてドリンクをこぼす危険性がある競合商品に対する自社商品の優位性価値を定義)

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上記情報から、タグラインやストーリー構築。目的別の媒体へ展開するためのキャッチコピーやキービジュアルと細分化していきます。USPという自社ならではの優位性と、ペルソナという理想客の人格がイメージできれば、それらをより潤滑につなぐチャネル選定、ワーディングコンテクストを描きやすくなります。

いきなり何もないところからの定義づけは難しいため、SWOTTOWSSTP分析などを用いて、市場全体と自社の把握から要素を紡ぎだしていきます。

  1. SWOTで内外の把握
  2. TOWSで提供価値の紡ぎだし
  3. セグメンテーションから市場の選定
  4. ターゲティングに基づくペルソナ設計
  5. ポジショニングで自社の優位性を抽出

提案

  • 事前に競合のUSPも把握し、自社優位性を見出してみよう
  • 既存の自社サービス×◯◯で独自性を作ってみよう
  • USPをもとに既存の販促物や内容を見直してみよう
  • 市場に先手浸透させ優位なポジションを獲得しよう
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