スタッフの、スタッフによる、スタッフのためのSWOT分析
リブランディングする際に重要となる自己把握と分析に役立つのがSWOT分析。ファシリテーター(中立的な進行役)を立て、スタッフで自社の強みや弱み、外部要因の機会や脅威など、思いついたものを片っ端からホワイトボードに付箋などを用いて貼っていきます。
このとき、あらゆるポジションのスタッフを交え行うことで、これまで見えていなかった課題・問題・要望を紡ぎ出すことができます。
SWOTとは、以下からなるもの。
- 強み(Strengths):目標達成を助ける内部要因
- 弱み(Weaknesses):目標達成を妨げる内部要因
- 機会(Opportunities):目標達成を助ける外部要因
- 脅威(Threats):目標達成を妨げる外部要因
活用のメリット
- 課題・問題・要望を顕在化できる。
- 現状を俯瞰できる。
- 普段意見を言わない人の考えや想いが把握できる。
- 問題解決の糸口になる(TOWSマトリクスへ)
- ワークショップ的に盛り上がる。
- 視点が偏らない。
注意点
- 上司、社長の顔色を伺わない。
- 深く考えない。
- 他の人の付箋も参考にする。
- すべての項目を出すようにする。
- 単体の要素にばらして書く。
SWOTは昔からある手法で軽視されがちですが、通常のヒアリングのように偏った情報収集内容に陥ることなく、第三者が短期間でその会社の特性を把握するためにとても優れた手法です。
また、SWOT分析をもとに、TOWSマトリクスに展開することで、ポジショニングや戦略を具体化していきます。
提案
- 営業外スタッフを交えてSWOTしてみよう。
- 競合他社を例にしてSWOTし、自社と比較してみよう。
- 分析結果を顧客の立場で俯瞰して見てみよう。