コンテクスト(文脈効果)とは、物事の伝わり方・捉え方が、その前後・背景・状況などによって、異なる意味に変化することを指します。このコンテクストは、ブランディング、マーケティング、マネジメントなど全てにおいて重要な役割を持っています。
以下、有名な例です。
例1:中心の文字は同じものですが、縦に読めば「13」、横に読めば「B」と認識されます。
例2:直感的にTHE CAT(ザ・キャット)と認識されます。しかし、よくみてみると、「H」「A」は、同じ形。つまり、前後の文字によって真ん中の文字の認識が変わってくるんです。
たとえ、同じ業務をやっていても、根底にあるマインドセットが「私利私欲」か「社会貢献」かによって、発せられる言動が変わってきます。それにより、その先の展開(社長→スタッフ→お客さん)が白にも黒にも変わってしまいます。尚、受け継がれる規模や時間が大きければ大きいほど、その揺れは大きな問題になってきます。
まずは、CI構築でチームのあり方を明確にし、それに基づいたコンテクストを用いて実営業や広報へブレークダウンしていくことで、本来あるべき姿へ軌道修正することができます。
提案
・社内で普段使われている言葉が、「私利私欲」か「社会貢献」なのか意識してみよう。
・営業トークや販促物に、CSR/CSVの視点を盛り込んで、反応の変化を確かめてみよう。
*CSR=社会的責任、CSV=共通価値の創造
・コンテクストの修正により、自身のマインドセットが変わったことを確認しよう。