“疑心”が“確信”に変わる情報の挟み討ち
気になっていた商品に対し、友人からの推薦があると関心度は高まります。さらに別の友人からも同様に推薦されると、初めは少し気になっていた程度のものが、強い欲求に変わっていきます。
売り手が、いくら多種多様の媒体でアプローチしても、あくまで一方的な自社発信(広告宣伝)でしかなく、受け手に“確信”を持ってもらうことは難しいと思います。
より多角的に挟み込むためには、シェアードメディアによる、自社発信×他者評価×広告宣伝の活用と同時に、自社の想いに共鳴してくれる複数の推薦者の存在が重要になってきます。
提案
以下の例を参考に、ユーザーの“疑心”を“確信”に変えるポイントを探ってみましょう。
例)あなたは、とあるパン屋さんのパンをどの段階で買いますか?
- パン屋の前で、「うちのパン美味しいよ〜」と声をかけられた。
- チラシやWEB広告のパンの写真が美味しそうだった。
- 評価・クチコミサイトで評価が高かった。
- 「美味しかった」という感想がSNSでシェアされて届いた。
- パン評論家のブログに取り上げられていた。
- 地方情報誌等の誌面にインタビュー記事が掲載されていた。
- 友人Aから「あそこのパン、美味しかった」と聞いた。
- さらに友人B(パン好き)からも良い評判を聞いた。
(これでパンを買いに行かない人は、パンに興味がないのでしょう。)
上記、1は「オウンドメディア(自社管理媒体)」です。2は「ペイドメディア(費用を要する広告宣伝)」です。3〜6は「アーンドメディア(他者管理媒体)」、そして7~8は「ブランディング」になります。
ユーザーの心を動かすために、それらをリンクさせ、情報の挟み込みを意識してみましょう。