チームのベクトルを強化するインナーブランディング構築時のベネフィット
マーケティングでよく使用されるベネフィットは、商品やサービスを受けたお客さんが得られる恩恵(有形・無形)を指し、それを洞察して戦略を組むことで訴求力を高めることを指します。
ですが、ここでいうベネフィットは、ブランディングに使用するものです。
賢い経営者ほど、ビジョン、ゴール、目標の道のりをガッチガチに組んでしまいます。これ自体は良いのですが、新人さんなどはそれが“正しいこと”だということは分かっていても、やる気に繋がるどころか嗚咽すらしてします。
そこで以下のように、各レベルに対し各ベネフィットを紐付けていきます。
各々のベネフィット
-
- ビジョンに対する
→地域・社会のベネフィット
→お客さんのベネフィット
→自社のベネフィット
→自分自身のベネフィット
-
- 各ゴールに対する
→地域・社会のベネフィット
→お客さんのベネフィット
→自社のベネフィット
→自分自身のベネフィット
-
- 各目標に対する
→地域・社会のベネフィット
→お客さんのベネフィット
→自社のベネフィット
→自分自身のベネフィット
個人個人の中に、社会貢献する気持ちは必ずあると思いますが、その度合いは人それぞれであり、顕在化していない場合もあります。同時に皆、多かれ少なかれ私利私欲があることも事実です。これを無視することなく、ベネフィットを用いて取り組みに結びつけることで各々の“自分ごと”にし、チームのベクトルを強化します。
ユニークな発想がより求められる今、個々が持つ色やエネルギーが自社を救ってくれるかもしれません。
提案
・全員の仕事外でやりたいこと、成し得たいこと好きなことを聞いてみよう。
・今ある目標を達成した時の各ベネフィットを書き出してみよう。
・ベネフィットを感じることができたら、周囲と共有しよう。