- ロゴ
- タグライン
- ブランドメッセージ
- キャラクターイラスト
- WEBサイト(STUDIO)
- パンフレット
- 社屋デザイン
- ドローン撮影
- イベント記録用撮影
- ラッピングバス
でっかい“ものづくり”で社会を盛り上げる創造所
株式会社寺岡さんは、広島県呉市で陸海問わず大型鋼構造物を製造する会社です。200tジブクレーンと岸壁環境という優位性を活かし、でっかい“ものづくり”を通して国内外のあらゆる社会課題に取り組んでこられました。
この度、(結果として)55周年を節目にさらなる躍進するためのリブランディングに関わらせていただくことに。家族とも言える仲間とともに社会を盛り上げていかれる様子や、呉市を誇りに地域へ恩返しする取り組みを間近で感じながら、さまざまなクリエイティブに落とし込んでいきました。
はじめは、ゆるい感じでWebサイトリニューアルのみの相談でしたが、後から『55周年』『新社屋建設』など次々と話が出てきて、徐々に周年行事とクリエイティブがかけ合いかけ合いで熱を帯びていきました。そして最後は花火大会。気がつけば、大きなムーブメントとして地域へ広がっていました。(キックオフMTG時に「こんなに(案が)出ないなんて悔しい!」と言われてた会社とは思えない展開力)
CI/VI
株式会社寺岡の人格を1ビジュアル1メッセージで伝えるためにCI/VI構築に取り組みました。全体での洗い出し、コアメンバーとの選定、社長を含めた協議という3ステップで集約していき、寺岡「らしさ=内から外へのブランディング視点」、「ならでは=外から内へのマーケティング視点」、そのせめぎ合いの中で生まれた接点を探っていきました。
ロゴ:『t』は寺岡のt、巨大のt(㌧) 、ガッツポーズを表します。
『輪っか』は、仲間、団結力。力強さと団結力をユニークに表し、寺岡の優位性をアイコン化した形状。
誇りである呉市を胸に国内外を盛り上げていく意志を『Based in KURE』に込めました。
また、この度ブランドカラーを元気な青に制定し、ユニフォーム、新社屋などにも展開されました。
タグライン:『ものづくり』というキーワードを中心に、同社の特長や地域社会との関わりを表しました。
また、陸海全般に対応しており『造船所』ではないため様々な表現を話し合う中で、これからのスタンスを織り込んだ『創造所』に決定。
ある日、社長は息子さんから「結局、お父ちゃんの会社は何をしとるん?」と質問され、ちゃんと答えられなかったそうです。造船業であれば説明しやすいですが、陸のものもつくっているので確かに説明が難しく、こちらにも答えはありませんでした。ただ、トップが答えられないとなると、スタッフやご家族も説明することは難しいです。ブランディングは伝言ゲームと訳されることもあり、正しく強く伝わらないといけないため、言葉を出し合い、対話を重ねていき、意義を織り込みながら形にしていきました。
スタッフさんをモデルにしたイラスト
メインビジュアルやTOPページを飾るキャラクターたち。実はこれ、スタッフさんをモデルに描き起こしたものなんです。同社の持つ魅力として人と団結力が挙げられます。いつも元気で仲が良いムードを社外にも伝えていくことで仲間を増やしていく目的があります。当初は架空のキャラクター案で進めていましたが、社長の希望でスタッフさんをモデルにしたイラストへ変更になりました。(おかげで、仮にロゴや社名を差し変えようとも、寺岡さん以外の何者でもありません!という状態に。ナイスアイデアでした!)
また、製造業Webサイトは機械に向き合っている作業風景をメインにしたデザインが多く見受けられます。外部からの見られ方として『その他大勢』からの脱却は有効であり、対象者の社内会議の際にも「あのキャラクターの」「あ〜あそこね!」という会話の土台に乗りやすくしました。
イラストレーター:畑中さくら
パンフレット
Webサイトの世界観とリンクさせ、採用や商談に機能するパンフレットを制作しました。これまでの一般的な会社パンフレットの構成ではなく、プレゼン資料として相手の心を開くための構成にしました。
エディトリアル:otemotos
印刷・製本:インサツビト(中本本店)
パンフレット表紙:ロゴ部分はグロス加工×2回、その他部分はマットニス加工。RGB印刷でブランドカラーである元気な青を再現。用紙サイズは、見開きの際の写真やコンテンツとのバランスを考慮した変形型に。遠目からのインパクト→手にした時の肌触り→光に反応する特殊加工などで、採用や商談場面において妥協なき本気度を伝えます。

パンフレット中身:表紙からのテンションを落とさないよう、見開きでキャラクターと共にタグライン、ブランドメッセージを掲載。提案を受ける側が心開くリアクションをしてくれればアイスブレイク成功です。きっとその後はうまくいくはず!
新社屋デザイン(表面部分のみ)
建築会社で設計が進む中、ブランドカラーを活かしてカッコよくしたいとのことでデザインを担当することになりました。Webサイトのデザインを踏襲しつつ、あとは存在感を出すことを軸に考えていきました。社屋の裏はJRや幹線道路が通っており、交通量などを想像すれば立地を活用しない手はありません。

壁面ロゴ:車でお越しのお客さまに対して、大きな寺岡ロゴで元気にお迎え。

Webデザインとリンクした青の斜めライン。青白のコントラストが同社の勢いと潔さを表しています。(当初の案では、屋上にハリウッドサイン的に『TERAOKA』を掲げる提案でしたが、安全面や耐久性などを考慮した建築会社からのアドバイスにて却下となりました。残念)
ドローン撮影(その他スチール含む)
200tジブクレーンや大型鋼構造物など、ファインダーに収まりきらないものばかりのためドローン撮影。(寺岡さんの方でも普段からドローン撮影をされています)
撮影:LIFE MARKET
200tジブクレーンと岸壁環境と瀬戸内海

イベント記録撮影
Webサイトやパンフレットなどの撮影のほか、周年行事一連も撮影していきました。オンライン、オフラインの両輪で次々と変化が起こり、熱量を帯びながら結束力が高まっていく様子を伴走しながら記録に残していきました。
新社屋竣工、竣工式、お披露目パーティー、花火大会など、会社の記念すべき行事を皆さんの笑顔入りで収めていきました。
クレーン越しの1,200発の大花火(撮影)
周年行事のクライマックスは花火大会でした。ステークホルダーをはじめ、呉市への恩返しや地域の方への感謝を込め、盛大な花火大会を開催されました。撮影部隊は特等席の新社屋屋上から撮影。クレーン越しの花火を狙います。花火大会が開催されない時期が続くなか、海上で盛大に上がる怒涛の花火に仕事だということを忘れて感動しました。貴重な体験を有難うございました。

寺岡ブルーが目を惹くラッピングバス
一通り終わったな〜と落ち着いた頃に「あの〜、こんなことも対応可能ですか?」と相談が。聞いた瞬間にイメージが湧いてしまったので、初めてのことに躊躇するまもなく快諾してしまいました。なんとラッピングバスです!
サイトに出てくるイラストと特徴的な新社屋の外観を連想させる車体の柄(青の斜めライン)で、バスを見かけた人が「あ!寺岡さんだ!」と反応してくれるようなデザインにしました。イラストやロゴは大胆に配置し、でっかい“ものづくり”を象徴させています。バス後面には200tジブクレーンと55周年記念の打ち上げ花火も!寺岡さんならではが反映されたデザインに仕上げました。
寺岡さん拠点の仁方~呉市内のメインルートをほぼ毎日運航中です!
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