コンテンツマーケティングとは、欲求や課題を持つ潜在客に対し、その分野のスペシャリストとして価値あるコンテンツを継続的に提供していくことで、関心・理解を深めながら顧客育成をしていき、最終的に売上につなげる(欲求や課題を解決する)手法です。
「売る」ではなく、「解決する」というスタンスで、一連の流れを組むことが重要になってきます。
コンテンツマーケティングのファネル
ファネルとは漏斗(じょうご)のこと。ここではお客さんの行動を段階的に表したものです。上層の広く浅い潜在客を育成し顕在客に変えながら下層のゴールに落とし込んでいきます。その各段階で効果を測定することで、離脱率を改善していく目安にします。また、先細りになったファネルの先から、拡げていく(クチコミ、継続、満足度向上、アップセル等)ことをダブルファネルと言い、そこも意識して運営することがコンテンツマーケティングに求められます。
1. 注意:欲求や課題を意識
ディスプレイ広告(関連性の高いサイトや関心のありそうなユーザーへ配信されるバナー広告)や、SNSでの情報拡散を通じて、自身の欲求や課題への気づきを得てサイト訪問。
2. 関心:解決策の学習・情報収集
概要説明、問題提起、解決方法、メリット、事例紹介、まとめなど、満足度120%の有益コンテンツにより興味関心が高まり、深く学習・情報収集をしていきます。
3. 共感:運営者への関心・信頼
ブックマーク、シェア、SNSフォロー、運営者のチェックなど、記事だけでなくサイト全体や運営者への興味・関心が湧き始め、信頼度や期待値が向上していきます。
4. 確信:提供商品・サービス検討
ebookダウンロード・資料請求など具体的な検討を開始。この段階になると競合他社の影は薄くなってきます。
5. 行動:欲求や課題を解決(購入・成約)
あなた自身やあなたの取り組みに理解を深めた上で購入に至った優良顧客は、ファンとなり、伝道師となり、あなたを応援してくれます。そして、リピートやクチコミにつながっていきます。
有効なケース
- 導入・成約のハードルが高いもの
- 競合他社が多い場合
- 専門性が高い分野
- 売り込みNGの今の時代
運営のメリット
- SEOに優位(記事蓄積に伴いアクセス増)
- 信頼度アップで優良顧客の獲得
- SNSで情報拡散されやすい
- 自社の財産として情報蓄積できる
- 効果が測定しやすい