自社の在り方を直感的に伝えるための削ぎ落とし
宮島の弥山本堂・霊火堂・三鬼堂などをはじめ、多くの社寺保存・伝統建築技術継承・発展のために活動されている徳岡伝統建築研究所(徳岡工務店)。
職人としての経験だけではなく、日々の研究や、古建築の有識者の方との連携により、科学的な観点からも歴史を紐解きながら、地域の古建築と伝統技術を守ることのできる「学者大工」でなければならないとのこと。
それは、建築物を復旧(新築)させるだけではなく、そこにあった空気感や時の流れをどこまで再現できるかに挑戦されているようにも感じさせられます。
WEBという媒体上、情報過多になりがちですが、時空を行き来するその姿を表現するにあたり、その在り方を説明的ではなく、直感的に感じてもらうために情報を極限まで削ぎ落とし、余白と間を設けています。
理念を伝えるTOPイメージ
「学び 守り 伝える」という理念。「五意達者」という宮大工としての心得。そして、自社のルーツでもある宮島弥山の霊火堂。これらをファーストビューに刻み込むことで、自分たちの原点を忘れることなく日々精進する心構えを表しています。
手を伸ばせば触れられそうな施工事例
「伝える」という要素には、綿密な計算のもと設計・施工された細部を目減りなく伝えるための施工写真も含まれます。一切の妥協なく知恵と技術が注ぎ込まれた建築美が各施工例ページからも見て取れます。
古建築の奥深さを垣間見ることができる記事
何気なく訪れている観光名所の社寺なども、「なぜこのような造りになっているのか?」「時代の移り変わりでどう変わってきたのか?」「科学の進歩により新たに証明されたこと」など、話を聞けば聞くほど興味深いことばかり。
そのようなことを公開できる範囲で、より多くの方に知っていただき、古建築のファンや理解者を増やしていくために記事を書いていただくことになりました。
自社の使命感を落とし込んだロゴ
確かな知識と技術を持って、歴史(伝統)と未来(創造)をつなぐ、【千切(ちぎり)】のような存在で在り続けることを表現しています。