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土ノ音 様

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土ノ音ブランディング(食品メーカー)

料理人×瀬戸内のハワイ=野菜を奏でる調味料

  • ブランド戦略マップ
  • 商品ネーミング
  • ロゴ
  • タグライン
  • ラベルデザイン
  • リーフレット
  • ECサイト(BASE)

28年の飲食店での料理人人生に終止符を打ち、6次産業への転身。

銀座の一流名店で修行を積んだ後、岡山で店舗を営んできた根っからの料理人である土ノ音さん。ある日訪れた瀬戸内のハワイと呼ばれる周防大島に魅了され移住を決断。これまでの料理人経験を活かし6次産業に転身。野菜を愛する料理人は素材を活かした調味料『土ノ音』の開発・販売を開始します。山口県を中心にファンや取引先が定着する中、全国展開を目的としたブランド刷新のご依頼いただきました。

ラベルデザイン 山口県の食品ブランド
6時産業ブランディング事例
食品ブランディング|ネーミングからデザイン

美味しさを伝えるためのデザイン

土ノ音ロゴ
ロゴ

土ノ音タグライン
タグライン

土ノ音リーフレット
リーフレット


土ノ音ECサイト(BASE)
ECサイト(BASE)

商談成約率ほぼ100%に向上したブランド刷新。

商品を初めて口にした時は、予想を上回る美味しさに「わっ」と声が出てしまいました。それと同時に相談内容の核である「美味しそう!が伝わっていない」がよく理解できました。

当時の商品ラベルは超シンプル。印象も良いのですが、商品の主役が一つではなく複合的、使用方法も「パンに塗る」などシンプルではなく汎用性が高い。これらを伝えるためにコミュニケーション能力の高い情報設計とデザインが必要でした。

商品名、ラベルデザイン、訴求分などを「あ〜でもない、こーでもない」と、これまでの市場での反応とマーケティング視点から双方向から意見を交わしまくり、ミニマルとマキシマムを往来しながら5転6転したブランド刷新。

リニューアル後、方々に営業をかける中で商談成約率はほぼ100%に向上したとのこと。リニューアルから半年以内に、設計時にブランド戦略マップに指名記載した国内有名ショップから次々とオファーが入るまでに。ブランドとしては「美味しそう」だけでなく、存在や思考自体を「面白い」と感じられているようです。

ブランド&戦略マップ

※守秘義務上ぼかしています

ブランド&戦略マップ
ポジショニング
ターゲティング
情報設計
情報デザイン

1)まずはとにかく言葉づくり

「結局、何屋さん?」「他と何が違うの?」「素材は何?」「どう使うの?」
これらを的確に端的に表現することから始めました。基本的には6W1H。そこに個性と優位性を混ぜ込みました。

1-1)タグライン

「野菜を奏でる調味料」

野菜を:なんと言っても野菜が主役
奏でる:料理人として調律的な仕事(土ノ音という名称から由来)
調味料:提供する商品

↓展開形
「料理人×瀬戸内のハワイ=野菜を奏でる調味料」

これは、土ノ音さんが使われていたものと融合。料理人としてのキャリアと周防大島のブランド力。そこから生まれた調味料ということでポジショニングを確立。農家さんがつくる加工品とは一線を画します。(ここから展開戦略につながっていきます)

1-2)ブランドメッセージ&ブランドストーリー

この部分は、ほぼクライアントさんの原文のままです。ご自身が歩んできた道、選んだ道をしっかり噛み締めているからこそ、ここまでの言語化ができているのだと感じました。

ブランドメッセージ

1-3)商品名

  • 菜種油ジェノベーゼ
  • 島生姜シロップ
  • えび&味噌フォンデュ
  • 卵黄酢みそディップ
  • その他

主役の素材が一つではないので限界がありますが、「個性ある素材名×使い方」というフォーマットにすることで、味や調理イメージが湧くようにしました。(ここがラベルデザインにつながっていきます)

2)次に言葉を引き継いでのデザイン

2-1)ロゴ

「土の中で生まれた音を、ノイズを入れず調律し、野菜を奏でる。」そんな想いをド(土)の音符をモチーフに表現しています。

2-2)ラベルデザイン

土ノ音さんは、売り場からのフィードバックにより顧客行動を深く把握されていました。実は、「素材や使い方を伝えるためにリーフレットを作りたい」ということが最初のご相談でした。ただ、売り場のスペースや条件によって左右されるため、お客さんとの本当の接点であるラベルデザインを強化することになりました。

  1. 遠くからでも「お!」と気になり近づく(デザインとシリーズ展開)
  2. 何の商品かを知り手に取る(イラストとネーミング)
  3. 使用方法を読みイメージを湧かせる(ミニレシピ)
  4. 裏面で本気のブランドだと気づかせる(食品表示ラベル)

まず、デザインの方向性やテイストですが、日頃から売り場観察する中で、ロングセラー商品でオシャレすぎるものは、あまり存在しないと感じていました。(CMなどもそうかと)

おそらく「とっつきにくい」「隙がない」表情になっているのだと思います。ただ、今回のブランドはダサくて良いわけでもないので、作ったのは一般人かデザイナーか分からないラインを狙いました。それは、これまでの売り場ではなく、土ノ音商品がよりマッチする新規ターゲットとチャネルを意識した判断であり、その効果はすでに広がり始めています。

コントラストの効いた大味のイラストでインパクトを与えて引き寄せます。その後、多くの主婦は手に取り、食品表示ラベルを入念にチェックします。自然の素材にこだわる土ノ音さんの表記内容は気持ちの良いものがあります。ここで本気のブランドだということを必ず理解してもらえるはずです。

2-3)リーフレット

各商品ごとにピックアップしたレシピを掲載したリーフレットも作成しました。同商品はあくまで『調味料』であり、最後の一仕事は消費者の方に委ねられます。そのため、生命線となるのは料理人である土ノ音さんが提案するレシピです。QRコードからサイト掲載のレシピ一覧へ飛ぶことができます。

2-4)ECサイト[BASE]

これまで使用されていたBASEのデザインをカスタマイズしました。限られた機能の中で、スライドなどの表現のために外部エフェクトを用いたり、生命線であるレシピコンテンツの掲載を可能にしています。今後も、ほんの一手間加えるだけでプロの味になるレシピが追加されていきますのでお楽しみに!

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